髪の毛の基本

髪の毛の素ってなんでしょう。あなたは説明出来ますか?
髪の毛そのものを知ることは、ヘアケアをする上でとても大切なことです。
髪の構造を考えて10万本の髪を1本でも多く守りましょう。

髪の毛は皮膚なんです

髪の毛が皮膚と同じだということをご存知ですか?
髪の毛は角質層というものが変化してできておりで、皮膚の一部と呼ばれています。
ですので、肌にいいビタミンCやコラーゲンは同様に髪の毛にもいい影響を与えます。
また、毛髪の半分はケラチンというタンパク質で構成されているため、タンパク質の摂取も毛髪にとってはとても重要なことなのです。

髪の毛の3層構造

1本の髪の毛はメデュラ・コルテックス・キューティクルと呼ばれる3層から成り立っています。
それぞれにしかっりとした役割があり、髪の毛の成長を守っています。

■メデュラ

髪の毛の芯にあたり、直射日光の熱から頭を守る役割があります。産毛などの細い毛にはみられません。
また、毛の太さもメデュラによって決定されています。

■コルテックス

髪の毛のほとんどを占めている部分がコルテックスで、その人の毛質を決定します。
また、多くのメラニン色素を含んでおり、毛の色もここで左右されます。

■キューティクル

髪の一番外側の部分にあたり、硬いタンパク質で構成されています。
髪の毛の内側を保護する役割を果たします。
キューティクルがしっかりしていないと、弾力性、ツヤのない弱い髪になってしまいます。

健康な髪は○○性

毛髪にも酸性・中性・アルカリ性があり、どの状態になっているかによって、髪の健康に大きく影響します。
この数値はpH(ピーエイチ・ペーハー)で表されます。
pHとは酸性やアルカリ性の強さを表す単位で0~14で表されます。0~7が酸性、7~14がアルカリ性です。

毛髪の大部分を構成しているケラチンはpH4~6を最も好みます。
「健康な髪は弱酸性」ということが出来るでしょう。
この状態をなるべく保つことが重要です。特に強いアルカリ性はケラチンを破壊してしまいます。
パーマやカラーの液体はアルカリ性であるため極力使用するのを避けて下さい。